2014年 09月 26日
・ナポリタン ・ポタージュ ・巨峰 ** 消費期限の迫ったウインナーとピーマンを使い切るべく どっさりと入れたナポリタン。 パルミジャーノレッジャーノもたっぷりふって。 巨峰はちょっと前に沢山頂いて一度に食べきれなかったので 冷凍しておいた。 枝を数㎜のところでカットしてつけたまま冷凍すると良いらしい。 半解凍のシャーベット状も美味しい。 * * ところで、 幸田文の「みそっかす」を読んだ 文豪露伴の次女として作者は生まれた。生母の死、義母と父との感情のもつれの中に身を置いて成長した少女時代を、日常生活の細やかな描写をまじえ、きびきびと息づくような筆致で描いてゆく。読み進むにつれ、登場するすべての人々に深い共感を覚え、誰しもが時に感ずる生の営みの悲しさに、あらためて心うたれるにちがいない。 ーーー岩波文庫よりーーー 作者が45歳くらいの時に書いた作品だが、よくもこんなに 幼い頃のことを子細に記憶していて文章に起こせるな、と驚きだ。 新しくやってきた義母の珍しい持ち物、酔った父の姿、きびしいおばあさま、 義母との確執もありながら義母を可哀想と思うやさしさ。 たった2ページの作品「なのはな」では、飼っているポインターが泣いている幼い作者に からだの重みを押しつけて座り涙を舐める描写には心打たれる。
by oisiibento
| 2014-09-26 09:31
| 麺弁
|
Comments(0)
|
アバウト
カレンダー
カテゴリ
タグ
以前の記事
最新のコメント
リンク
ブログパーツ
ファン
記事ランキング
画像一覧
|
ファン申請 |
||