2012年 04月 24日
・牛ごぼう丼(中ネギ、味たまご、紅しょうが) ・ワカメの味噌汁 ごぼうは長めのささがき、中ネギたっぷり。 * * ところで、 大江健三郎「死者の奢り・飼育」を再読。 屍体処理室の水槽に浮沈する死骸群に託した屈折ある抒情『死者の奢り』 療養所の厚い壁に閉じ込められた脊椎カリエスの少年たちの哀歌『他人の足』 黒人兵と寒村の子供たちとの無残な悲劇『飼育』 傍観者への嫌悪と侮蔑をこめた『人間の羊』など6篇を収める。 ‶閉ざされた壁のなかに生きている状態″を論理的た骨格と 動的なうねりをもつ文体で描いた、芥川賞受賞当時の輝ける作品集。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・新潮文庫より・・・・・ 先日、同作家の「芽むしり仔撃ち」を読んではずみがつき 「死者の奢り・飼育」も再読した。 うん。この時代の大江健三郎は面白い! ねっとりとした垢の手触りや体温、湿度、臭いが伝わってくる。 疲労感や嫌悪感、屈辱感、無力感の表現力が素晴らしい。 読むと結構疲れますよ(笑)
by oisiibento
| 2012-04-24 09:12
| あっため弁
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